環境や人への高レベルの安全性




加圧注入処理と薬剤の両面から
保存処理された木材は、主成分が銅とアルキルアンモニウム化合物系のマイトレックACQを用いて、加圧注入処理されています。このマイトレックACQはJIS(日本工業規格)の定める木材保存剤に適合する優れた防腐・防蟻剤です。数々の安全性を証明する資料をもとに、過酷な条件下でも、周囲の環境を汚染しないことが明らかにされています。

環境や人への高レベルの安全性


各種材料製造一f当たりにおける消費エネルギー量及びCO2発生量
  エネルギー 炭素放出量
素材(保存処理なし) 750 15
保存処理木材 900 18
コンクリート 4,800 120




圧縮加工プラス加圧式注入処理


均一性に優れ、効率の高い保存処理が可能になりました。

構造体を構成する木材の一本一本が、極めてばらつきのない均一性に優れた高品質材となります。木材を圧縮加工することで、含水率70%を超える木材でも薬液を充分浸透させることが可能になりました。


木材の耐久性を確保するために保存剤の加圧注入処理を行いますが、安定した高品質材を製造するため、加圧注入処理の前工程として木材の圧縮加工を行います。その結果、均一で深い浸潤の耐久処理層が確保できます。



野外で土中に埋めた加圧処理木材の耐用年数(推定)





過酷な条件下でも30年をさらに上回る
米国農商務省林産研究所ミシシッピー試験所や日本の農林水産省森林総合研究所、また、奈良県林業試験場などでの野外杭試験の結果より耐用年数の推定を試みたものです。


保存処理材が環境に貢献できるのは高い耐久性を持っているからです。保存処理木材は、無処理木材の約3倍から5倍長持ちし、木材中により永く炭素(C)を固定します。